今回のおすすめ小説は垣根涼介氏のワイルド・ソウルです。
私は好きな作家を聞かれたら必ず垣根涼介氏を答えており、10年を軽く超えて全作品を読んできた(はず)です。
個人的なNo1は君たちに明日はないですが、No2がこのワイルド・ソウルとなります。
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ワイルド・ソウルあらすじ(実話がベース)

ワイルド・ソウルは1960年代の日本が実施した南米への移民政策がテーマです。
栄養失調やマラリアで多数の死者を出した政策で、読めばわかりますが「地獄」が小説で生々しく描かれていますよね。
移民政策は史実であり、これをもとに40年の時を経た復讐劇を描くハードボイルド小説となっています。
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垣根涼介著のワイルド・ソウルはハードボイルド小説の最高傑作とも

ワイルド・ソウルは史上初の三冠受賞を果たした作品です。
読めばわかりますが一体どうやったらこんな小説を書けるのか、同じ土俵を目指すことすら心が折れることでしょう。
それでもあえて小説の書き方サイトで紹介したわけですが、これを頂点として特にハードボイルド系の作品を書きたい人には読んでもらいたいです。
と言いますか、ワイルド・ソウルを知らなくて小説家にはなれませんよと。
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ワイルド・ソウルはバックパッカーの必読書

余談になりますが、私は20か国で留学や仕事をしてきました。
私は20代から海外業務の部署にいますが、当時の上司が生粋のバックパッカーで、行く国が無くなったとかで北朝鮮にまで行ったほどの猛者でした。
上司も私も読書好きですので、飲んだ時に「無人島に一冊持っていくなら」という渋い会話をしたのですが、二人ともワイルド・ソウルで意気投合した時に「俺、出世早いな」と確信した懐かしい思い出があります。
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ワイルド・ソウル書評(2017年)

このサイトの前身となるブログで7年前に書いた書評です。
よければこちらもご参考に。
昔の方が書評上手い気がします。
- [著者]垣根涼介氏
- [おすすめ度] ★★★★★
- [読みやすさ] ★★★★☆
- [知識習得] ★★★★☆
ワイルド・ソウル書評まとめ
今まで何人も筋金入りのバックパッカーや旅好きに聞いてきましたが、この小説を知らない人は「皆無」でした。
史上初の三冠受賞を果たしたこの作品は、このブログでも書き続けてきた通り私が最も好きな小説君たちに明日はないの作者と同じです。
舞台は、日本人が入植地として騙され連れてこられた50年前のアマゾンから始まります。
第一章の「地獄」は何度読んでも鳥肌が立ち、10年以上前に書かれたこの小説を「永遠」の名作にしていますよね。
生々しく詳細な物語を描きながら、抽象的な思考で魅せる世界観は何度読んでも新しい気付きがあります。
仕事で海外に飛ぶことが多い私ですが、出発前夜は必ずこの作品に目を通し魂を準備します。
全く大げさではないことは開始30ページで確信すること請負ですので、ぜひ読んでみて下さい。
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